Phoenix(正式にはPhoenix Framework)とは、Elixirで開発されているWebアプリケーションを構築するためのフレームワークです。 このフレームワークを使用することで、簡単に分散と並列を活用したアプリケーションを構築できます。

PhoenixはRuby on Railsのようなアーキテクチャ(ソースは見つからなかったけど作者がRailsコミッターらしい)になっており、それに類似するDjangoやSpringのような俗に言うMVCアーキテクチャになっています。

Phoenixは現在バージョン1.17に達しており、その最新のドキュメント(日本語訳済み)はこちらで読むことが可能です。

基本的な開発の流れ

graph TB a[ルーティングを記述]-->b[コントローラーを記述] b-->c[出力を返す関数を記述]

上述のドキュメントの通りに自動生成されたコードを改変するだけでオリジナルの機能を簡単に実装できます。

また、プロジェクト作成時に自動でPhoenix LiveViewと呼ばれるElixirでインタラクティブなWebアプリケーションを作成するライブラリが導入され、JavaScriptを用いずにリアルタイムなWebアプリケーションが構築できます。

Phoenix LiveView

Phoenix LiveViewはWebSocketを使ってインタラクティブなWebアプリケーションが構築できるライブラリです。

これを用いることで、従来JavaScriptを使って実装していた箇所をElixirで記述することができ、より効率的に開発を進める事ができます。

主な使用例として、Babylon.jsとPhoenixを使ったオンラインゲームの開発などが挙げられます。

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