アドカレ原稿の下書きです。大きく変更されることがあるのであしからず

前座

想定する読者

  • Denoの基本的な使い方を理解している
  • TypeScriptの基本的な構文を理解している
  • Misskeyアカウントを所持している

DenoではMisskey公式SDKが使える

該当のノート

公式でサポートはしていませんが、Misskeyの公式JavaSctipt SDK misskey.jsはDenoからでも使う事が出来ます。今回はこれを使って簡単なMisskeyアプリを作ってみましょう。

認証方法には2種類ある

Misskeyにはトークンによる認証とMiAuthによる認証の2種類の方法があります。

トークンによる認証

MiAuthによる認証

MisskeyではOAuth認証ではなく、独自形式のMiAuthという認証形式を使ってユーザー認証を行ないます。 以前はOAuthだったらしいです。

さて、これからMiAuthによる認証を行いますが、misskey.jsには認証を行う機能が存在しません。(執筆当時) そこで、MiAuthを簡単に実行できるラッパーを用意しました。 (ちなみにNode.jsにも対応しています。) 今回はこれを用いて認証処理を書いていきます。

まず始めに認証を試して見るため、以下のスクリプトを実行してみてください。

try_miauth.ts

// exsampleのスクリプト

deno run -A try_miauth.ts 以下のようなURLが表示されるので、ブラウザからアクセスして、権限を許可してください。 その後ターミナルに戻り、Enterを押してください。

すると以下のようなメッセージと共に英数字が表示されます。これがあなたのトークンです。これを用いてMisskeyのAPIを操作することができます。